皆既日食
趣味と呼べるのかどうかはなんともですが、私には模型とは全く異なる「好きなもの」があります。それが「皆既日食観測」です。
と言っても頻繁に起きる現象ではありません。1年に1度有るか無いかの頻度です。
しかもその都度地球上のごく限られた場所でしか見られませんし、その時の天候にも左右されますからなかなか簡単に観測というワケにはまいりません。
まあ、その「見るのが大変な」ところが大きな魅力でもあるのですが、子供の頃から(皆既を怪奇と勘違いしていた頃から)憧れており、仕事や子育てが一段落した頃から4回チャレンジして今まで2勝2敗という成果です。
日食は簡単に言えば太陽と地球の間に月が割り込んで太陽を隠す現象ですが、太陽の近くに月が近づいていても太陽が明る過ぎて全く見えません。これが新月です。
ところがいつもは若干軌道が異なる2つが稀に重なるときがあります。
これが日食で、一部しか重ならない現象も勿論ありますが、稀に太陽と月がピタリと重なり覆い隠してしまう現象が皆既日食もしくは金環日食となります。
太陽の1/400しか無い月が、偶然にも400倍地球に近い所にあるために、ギリギリ隠す現象となるワケで、宇宙広しと言えどもこの条件に当てはまる恒星惑星衛星トリオはなかなか無いのではないかと思います。
来年はアメリカ大陸~メキシコにかけて皆既日食が起こりますが、コロナ禍が一応収束しつつある中で迎える日食で、しかも比較的人が行きやすい場所という事で人気が高まっている様です。
今まではあまり日食に興味を示さなかった中国人たちも観測に出向く様になって、おまけに昨今の円安。なかなか気軽に行ける金額では無くなってしまいました。
さてそんな日食、現地で実際どんな体験が出来るのかはニーズが有ればまたあらためて書かせて頂きます。
6コメント
2023.11.07 08:12
2023.11.06 09:57
2023.11.04 06:05